以前僕らは宮城県は蔵王町にある刈田岳山頂から臨む火口湖、通称”御釜”を見に行きました。
目指すは刈田岳山頂からの御釜!蔵王チーズケーキが最高に美味しい!
しかしこの時はあいにくの天候で一切見えず、チーズケーキを食べて帰ることに。
でもやっぱりどうしても見たい!
仙台から松島方面へ向かいましたが、どうしても見たくて仙台方面へ引き返しもう一度だけリベンジすることにしました。
予報は晴れ、蔵王町方面は快晴
当日の天気は宮城県全域が晴れ予報。
さらに仙台市から蔵王町方面を見ても今の所雲一つない快晴。
これは今日いけるんじゃないか!?と心を躍らせながら向かいました。
山の天気は変わりやすい
しかし僕ら夫婦は知っています。
山育ちの僕らの常識、山の天気は変わりやすい事を・・・・
快晴だったにも関わらず、見渡す限りのというか見渡せないぐらいの霧。
雲の中そのものって感じです・・・笑。
麓のコンビニから少し怪しい雲が流れているなーと思っていたんですが、当時は風が強かったこともありあっという間に刈田岳を覆い隠してしまいました。
しかし山の天気は変わりやすい、それはすぐ晴れる可能性もあるということです。
山頂に到着
さてやってまいりました、刈田岳山頂。
この日は平日だったこともあり、以前に比べて車もまばらです。
ツアーバスがほとんどおらず、大半のお客さんは個人できた観光客のようでした。
天候は引き続き曇り、というか絶望的な曇り。
これで先が見えるようになるのか・・・そんな不安が僕らを襲います。
しかしこれはリベンジ戦、簡単に諦める訳には行きません。
周りの観光客が「今日はダメだなこりゃ〜」と言いながら引き上げていく姿を見送りつつ、僕らは時間の許す限り粘ってみる事を決意。
当日は本当に風が強くて、山頂を霧状の冷たい空気が駆け抜けて行きます。
時間が経つに連れて目に見える形で霧が流れて行って、その光景は少し不思議な感じもありました。
大体1時間半ぐらい待ったでしょうか、時折かなり遠くまで目視できるようになってきました。
と行っても続々と霧が流れてきて、すぐ見えなくなっちゃいます笑。
でもこれだけ段々と見えるようになってきた様は期待が持てます!
薄っすらと姿を表す御釜
そこから更に30分、計2時間を過ぎた辺りでついに薄っすらと御釜が姿を現しました!
もうこの時点で僕ら含め周りのお客さん全員で歓声をあげます笑。
知らない人同士が同じ目的で集まり、ついに念願叶ったその瞬間の「おおー!」の声は結構感動的でした!
待ちに待った絶景!
そしてついに待ち焦がれた絶景が僕らの前に姿を現しました!
写真で100%伝わるかわからないですが、広大で雄大な大地に突如姿を表した火山湖、御釜。
自然が作り出したこの絶景の前では、人間の力なんてちっぽけなものなんだなあという事を実感させられます。
火口湖だけあり基本的に魚のような生物はいないようです。
また僕ら人間もこの御釜には立ち入り禁止なため、何年もこのような形が保たれているのでしょうね(写真撮影した地点辺りが御釜の正面でかつ最も近寄れるエリアです)。
背面はどこまでも広がる快晴!
御釜の絶景には本当に驚きましたが、僕が同じくらい驚いたのがふっと振り返った時広がる青空でした。
「お前さっきまで曇ってたやんけ!」と思わずツッコミたくなるぐらい気持ちの良い快晴。
そしてどこまでも広がるのに、いつもよりずっと近い青空。
そういえば近年、こんなに綺麗で澄んだ青空見たことがなかったなあ・・・と思わずため息をついてしまうぐらい綺麗でした。
下山にはとっても綺麗な青空
更に一通り見終わり下山しようと車に乗り込んで発車させると、どこまでも続く美しい青空。
周辺に連なる山々や、遠くに広がる青空に悠然と浮かぶ雲、そして麓に広がる街並み。
全てが絶景で、みるもの全てが色鮮やかに見えました!
まとめ
今回は粘りに粘ってリベンジを無事成功させることができました!
仙台から松島へ歩を進めましたが、どうしても見れなかった事を悔いていて引き返してまで見にきた御釜は今思えば引き返してよかった、そう思わざるを得ません。
中には何回通っても見れなかったという方もいるそうなので、2度目で見れた僕らは本当にラッキー。
今回は
- 晴れ予報だった事
- 比較的風が強かった事
- 雲は麓から見ると山頂付近だけだった事
この辺を勘定に入れ待つことにし、その目論見が当たったことになります。
当然見れない事もあるかとは思いますが、僕らのように状況を見て待って見るともしかしたら素晴らしい景色が突然面前に広がるかもしれません!
雄大な自然の力とその美しさを感じさせる御釜の姿は本当に素晴らしかった。
後何十年か歳を重ねて、もっともっと人生経験を積んだ時にももう一度この目で見にきて人生を振り返ってみたい。
そんな風に思える場所でした。
皆さんも是非一度はこの絶景を見にきてください!
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