宮城県に来たら行ってみたいと思っていたスポットを事前にチェックしていた私。
今回行きそびれていた場所があり、ルートを逆行することにはなりましたが、せっかくの機会なので立ち寄ることにしました。
それが今回ご紹介する「宮城蔵王キツネ村」さんです。
国内で唯一!キツネ専門の動物園「宮城蔵王キツネ村」
「宮城蔵王キツネ村」さんは、宮城県南部エリアの白石市にある動物園です。
名前の通り多くのキツネと会える、国内でも珍しい場所です。
私は北海道出身のためお馴染みの「キタキツネ」は見たことがありましたが、こちらの施設ではその他の種類のキツネも多くいるとのこと。
ただし、普通の動物園とはちょっと違うみたいです。
入り口から大きな警告が。
予想外の注意表示にドキドキしながらも入場してみました。
入り口でチケット購入と、注意事項の説明
施設に入ると入り口でチケット購入、そして施設内での注意事項の説明があります。
料金は中学生以上1000円、小学生以下無料です。
説明の内容としてはこんな感じ。
- 「蔵王キツネ村」は普通の動物園ではありません。怪我をしても一切責任は負えません。
- キツネの大半は寝ていますが、ごく稀に寄って来ます。寄って来たら絶対に逃げずにこちらから追い込むように近付いてください。そうすると怖がって逃げます。
- しゃがんだり、立ち止まったりはしないでください。キツネが衣服にイタズラしたり、引っ掻いたりすることがあります。
- お財布や身の回り品に注意してください。特に後ろポケットに入れているものは持って行かれます。持ち物を持って行かれたら埋められます。2度と出て来ません。
- お子さん1人に対し保護者の方は1人でお願いします。キツネにいたずらしないようお願いします。絶対に怪我をします。
私はワンピースにサンダルという出で立ちで行ったのですが、受付の際こんなことを言われました。
「あー、お姉さんサンダルですか。じゃあより危険ですね。先日も血をダラダラ流してお帰りになった方がいらっしゃったので気をつけてくださいね!」
とんでもなく脅されました…恐ろしや。
私以外にも似た服装の女性は何人かいたのですが、全員顔を引きつらせながら入場。
最初の区画はいたって平和
入場してすぐの場所。最初に出迎えてくれたのはなんとヤギ。
それも身体の小さい子が何匹か繋がれていました。
キツネの声よりヤギの声が聞こえて来ます。
ちょっぴり拍子抜けです。
肝心のキツネちゃんですが、ちょっと離れたところで寝ていたり、檻に入っている子ばかりでした。
「無断でキツネに触らない」との注意書きがあり、タイミングが合えばふれあいができるのかもしれません。
私たちが行った時は特にそのような催しは行われていませんでした。残念。
大半の子が寝ていましたが、寝方が犬っぽくて可愛いです。
いわゆる”キツネ”と言われて思い浮かぶキタキツネだけではなく、ホッキョクギツネやプラチナギツネ、ギンギツネなど、色々な種類の子がいました。
種類別に檻で区分けされていて、種類の勉強にもなりました。
お子さんの夏休みの自由研究にもちょっといいかもしれないですね。
メインはその先にあった
檻の並ぶ区画から先に進むとキツネ専用場内がありました。
そう、最初に見ていたのはメインの場所ではなかったのです。
受けた説明の内容そのままの警告が大量に貼られています。
ここに入らなくてもキツネは見られるけど、入るなら覚悟を持ってということですね。
もちろん行って来ました。
中は予想以上のキツネの群れ…!
中に入ると予想以上の光景でした。
見渡す限りのキツネ、キツネ、キツネ…!
距離感も結構近いです。可愛い。
警戒されているのか、場内に入った瞬間無数のキツネにこっちを見られます。
キツネのテリトリーに迷い込んでしまった感がすごいです。
ちなみにこの距離感ですが、エキノコックスの心配はないそうです。
私は北海道出身なので「キツネはエキノコックスが怖いからあんまり近付いたらいかん」と教えられて育ちましたが、養殖のキツネであれば安心ですね。
とはいえ結構野生に近い環境で放し飼いになっています。
縄張りや餌の争いがあるのか、キツネ同士で結構激しい喧嘩なんかもしてました。
キツネたちにオヤツもあげられる!
自然なキツネたちの様子を眺めながら先に進んでいくとじっと上をみるキツネたちが。
何にこんなに集まっているんだろうと思ったら、観光客が餌を撒いてました。
1袋100円で餌が販売されていました。
襲われたりしないようちょっと高い位置からオヤツをあげられるようになっています。
もちろん私たちもあげてみました!
ご飯があるとわかると目をキラッキラさせるキツネちゃんたち。
今写真を見返しても思いますがこの顔はあざとい。
可愛らしく鳴いて催促して来ます。
ただし餌を投げると豹変してガチの奪い合いが始まります。
顔が別の生き物になってるよ…?
「あ、キツネってやっぱり野生の生き物なんだな」って実感します。
でもこの見上げてくる姿は最高に可愛いですね。
現金に媚びてくる感じがまたたまりません。
タイミングよくオヤツを投げると、綺麗にキャッチしてくれる賢い子もいました。
この姿もまたたまらない。
この施設に来たら餌やり体験は是非やってみることをオススメします!
お土産コーナーも充実
キツネが可愛くて連れて帰りたい?それなら売店にもこんなにたくさんキツネたちがいます!笑
よくこれだけ用意したな〜と感心してしまうほどの人形の数。
もちろんその他のキツネグッズも多数!
ぬいぐるみ系が特に多かったですね。
キツネグッズが欲しいという方も訪れる価値のある場所だとおもいます。
キツネをモチーフにしたグッズって、街中ではあまりみないと思うんですが、ここではものすごい充実っぷりでした。
野生に近いけど病気の心配がない、貴重な施設
北海道の田舎に住んでいれば野生のキツネと遭遇する機会もありますが、そうでなければなかなか出会えない生き物ですよね。
エキノコックスの心配もないので、近くでキツネをみてみたい!という方は是非訪れてみてください。
ただし、女性はパンツスタイルでいくことをオススメいたします!
私はワンピースで行きましたが、やはりスカートを気にしながら警戒して歩くよりは、パンツスタイルの方が楽だと思いました。
施設名 | 宮城蔵王キツネ村 |
住所 | 宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3 |
電話番号 | 0224-24-8812 |
駐車場 | 有 |
営業時間 |
時期により異なる 通常期間:9時〜17時 冬季(12月10日〜3月15日):9時〜16時(最終入場15時半) 毎週水曜日定休(8月、2月と年末年始は定休日なし) 詳細は公式ページ等をご確認下さい。
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